みなさん、こんにちは。
NSG安積本校の大槻です。

さて、テストテストテスト…と追われ続けた11月も終わりに近づいてきました。中3生は先日の新教研もぎテストの結果が返ってきて、生徒さん一人一人がその結果にいろいろ思うところがあるかと思います。

この時期になってくると、
「頑張ってるのに全然上がらない…」
こんな声も毎年聞かれます。

今までの自分と比べたら確かに長時間勉強するようになっているでしょうし、自分の好きなことを我慢して苦手教科に取り組むことも増えていると思います。

だから辛いですよね。
「何で上がらないの…?」
「もう勉強してもしなくても一緒じゃん…」
ちょっと投げやりになる気持ちもわかります。

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私も大学生のころ、自分なりには一人暮らしと学業とアルバイトと…一生懸命頑張っているつもりでしたが、なんだかそれが何も報われていないような、出口のない暗いトンネルを歩いているような気持ちから抜け出せなくなってしまった時期がありました。

そんなとき、高校時代の友人から、
どん底の下はないんだから、今がどん底だって思ったら、あとはそこでしっかり地に足つけて踏ん張るだけだよ。これ以上頑張らなくていいから、倒れないようにただ踏ん張ればいいんだよ
こんなことを言われました。

なんだかそれで気持ちがスーッと軽くなったような気がしました。
そっか、今やっていることを地に足つけてしっかり続けていけばいいんだ…なんだ、簡単なことじゃん!

高校を卒業して相当な年月の経つ今も、ものすごく辛いとき、友人からのこの言葉を思い出します。

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「頑張る」という言葉は、「眼張る」(見張りのため、じっとその場を動かないという意味から現在の意味へ)という言葉から生まれたという説と、「我を張る」という言葉から生まれたという説があるそうです。

今までの自分の人生を振り返ってみたとき、「自分は頑張っている」と言いながらなかなか思ったように結果を出すことができない人は、時に「我を張る」ことが多いような気がしています(自分が「頑張ってるのに…」と思っているときもそうです)。

今までそのやり方で結果が出ていないにもかかわらず、自分のやり方を押し通そうとしたり、他人の意見を素直に聞けず屁理屈を並べて受け入れなかったり…

そう考えると、「我を張る」が語源の「頑張る」より、私は中3生に「踏ん張」ってほしいなと思います

自分の現状をしっかり分析し、どの教科の何の単元に取り組めば得点がどのくらいアップできるのか、それをきちんと考えて取り組むことが受験生には必要です。そう考えれば、「今日は数学の気分だから数学やろー」「〇〇ちゃんが歴史やってるから自分も歴史やった方がいいな」なんていう勉強の仕方ではやっぱりダメですよね。

「自分は鎌倉から江戸が苦手で、特に文化が混乱しているから、まずはそこをしっかりまとめ直して、基本ワークを解いてみよう」…多少時間はかかります。周りが違う勉強をし始めれば焦る気持ちもわかります。だけど、地に足をつけて、自分の弱点を克服するために「踏ん張って」みましょう。

そうして、一つ一つ潰れていった弱点が、結果的にはみなさんを浮上させていくはずです。

模試の結果を見て、自分の目指す進路をあきらめるのは簡単です。
でも、皆さんの人生はどんなにあがいてもたった1回。
それなら、自分が納得できるところまでやれるだけやってみましょうよ!!

踏ん張りたいけど何をどう踏ん張ればいいのか、それがわからないときには一緒に考えましょう!!悔いなく、来年3月をお互い迎えようね