皆さんこんにちは!

コスモス通り本校の谷代です。

定期テストの結果が返り始めてくる時期ですが、努力の成果はいかがだったでしょうか?

前回は、2学期の学習をどう乗り切るかのお話をしました。今回のテストで思うようにいかなかった生徒さんは、まずその原因をしっかり探りましょう。もしかしたら今回のお話の中にその答えが隠されているかもしれませんよ!

ちなみに今回は前回の続き(2部構成)となるので、初めてこれを読んでくれている方は前回のブログもぜひ参考にしてみてください。

さて、学習方法の基本として「しっかり理解した後は、使いこなせるまで演習を行うこと」が挙げられるのですが、「使いこなせるまで演習」することにも2学期に潜む問題点があります。それは、1学期に比べて「より多くの単元(知識)を、より早いスピードで学んでいく」ことです。新しく学んだ内容の問題を自分の力で解けるようになる前に、次の新しい内容を学び始めます。覚えなければならない知識や、解いておくべきレベルの問題がドンドンたまっていきます。すると、定期テスト前にあわてて覚える⇒覚えることで精一杯になってしまい数多くの問題演習が行えない⇒問題の解法パターンの経験値が増えない⇒勉強はやっているはずなのに思うような成果が得られない・・・。「2学期あるある」です。

これらを防ぐ手段は二通りあります。一つは学習時間を増やすこと。1学期と同じ学習時間ではうまくいかないことはもうお分かりですよね。平日の中で学習に避ける時間は本当に0ですか?土日をうまく使えていますか?今一度学習計画(一週間でどれだけの家庭学習時間を捻出できるのか)を見直してみましょう!そしてその中で、知識を整理する時間(ノートまとめ等)と演習(ワークなどでいろいろな類題にチャレンジ)する時間をしっかり分けて設定することで、演習不足にならないようにしましょう。

二つ目は、家庭学習の効率を上げることです。ちょっと難しそうですが、そうでもありませんよ。家庭学習に向かう時の集中力を意識的に上げることで、大きく効率は変わります。「よし、今から集中するぞ!」と声に出してみたり、鏡に向かって自分に言い聞かせてみたりすると意識的に集中力を高められます。ダラダラ学習を2時間行うのと、集中学習を30分行うのとではどちらが得るものが多いかは容易に想像できるかと思います。時折、セルフチェックテストをしてみるのも効果ありです。例えば社会のワークを行って、10問中7問できたとしましょう。もちろんできなかった3問は赤で直したりしますよね。でもその時に「この3問が定期テスト(入試)に出たらどうしよう・・・。」まずはこう考えて欲しいんですよね。そしたら次のステップです。ではその3問をいつ覚えます?定期テスト直前ですか?入試直前ですか?察しの良い方はこんな声が聞こえてくるはずです。「今で・・・。」これを後回しにすればするほど大変なことになってしまうのが先ほど述べた2学期の特徴です。「もしかしたらこの間違えた問題がテストに出るかもしれない・・・、だから今しっかり覚えておけば安心だ!」こうやって一つ一つのことを丁寧に消化していく学習方法がとても重要です。そして、本当に覚えきれているかどうかをチェックするのに、ワークの答えを記入する欄を手や紙、下敷きなどで隠し、さらっと確認する。たったこれだけでも取りこぼしが減り、テスト直前になって一度に暗記する効率の悪い学習や、一度に覚えて一度に忘れる入試には不向きな学習方法を避けることができます。

だいぶ長くなりましたが・・・、まだまだ皆さんにお伝えしたいことはたくさんあります。なぜならちょっとした工夫や、考え方を変えるだけで目の前の勉強が格段に面白くなるからです。ぜひ今回お伝えした内容を日々の学習に活かしてみてくださいね!

それではまた次回もお楽しみに!

See you next time