みなさん、こんにちは。NSG安積本校の大槻です。

先日、私の子どもたちが通う小学校でも「教育相談」があり、私も一保護者として我が子の担任の先生とお話をさせていただきました。

私の職業が学習塾の講師なので、よく生徒さんから「先生がお母さんなんていいなー。すぐ教えてもらえるじゃん!」「先生がお母さんとか、毎日子どもさん怖い思いしてるんじゃない?(笑)」などと言われます。

実際をお伝えすると、私の子どもはわからないところがあっても私に聞くことはあまりしないですし、私自身はあまり子どもたちの勉強の管理をしていません。最低限のことはしっかりやるように言うくらいで、おそらく怖い思いもしていないかと思います(苦笑)

我が子に対してはそんな感じで関わっているので、実はこれでいいのかと一人の母として悩んでいました。

そこで、娘の担任の先生に相談してみると、
「夏ごろにお母さんが自主勉ノートを毎日チェックしてくださっていましたよね。毎日は大変だと思うのですが、時々でもいいですから、是非今お子さんがどのような勉強をしているのか見てあげてください」
というお話でした。

夏ごろ、算数がだんだん難しくなっていること、たまたま見た漢字の書き取りのページが適当すぎて「これじゃマズイ…」と思ったことで、約1か月、自主勉ノートを毎日チェックし、コメントを書き…ということをやっていました。

いつの間にか娘が私に自主勉ノートを出さなくなり、私も多忙な時期に突入し…ということでうやむやになってしまいましたが、先生のお話を機に、毎日ノートをチェックする約束を娘としました。

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前置きが長くなりました

本題はここからなのですが、娘の自主勉ノートを見ると、確かに彼女の苦手な算数に毎日取り組んではいるのですが、問題が基礎中の基礎問題で全問正解…。

ただ、娘のテストの結果を見ると、間違えていたのは文章問題など少し応用力を試されるような問題ですから、娘にはミスなしで全部〇なのはすごいこと!だけどもう少し難しい問題にもチャレンジしてみよう!」とコメントを書きました。

しかし、次の日も娘が取り組んだのは本当に簡単な問題だけ
その日は娘と話す時間があったので、こんなお話をしました。

「筋肉ムキムキになりたい人が、これを持ってトレーニングしたら筋肉つくかな?」
私はこたつの上にあったテレビのリモコンをダンベルに見立ててジェスチャーをしてみせました。
娘は笑いながら、「つくわけないじゃん

「でしょ?でも、あなたは今それと同じことを算数でやってるよ」と私が言うと、娘はキョトンとした表情。

「筋肉をつけるときは、自分がラクラク持てる重さじゃなくて、『これちょっと重いな…持てるかなぁ?』くらいの重さのダンベルをもってトレーニングするんだよ。だから、今あなたは『この問題解けるかな?』って思う問題とか、『この前のテストでこういう問題間違えたんだよな』って思う問題をやった方が『頭の筋肉』がつくんだよ」

娘は「そっかぁ…」と話は納得してくれた様子。
とはいえ、まだ小学生…なかなか自分の「頭の筋肉」をつけるレベルの問題に毎日チャレンジするのは難しいようです

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私の娘の場合、「軽すぎる(=簡単すぎる)ダンベル」でトレーニングしたつもりになっているのですが、生徒さんを見ると逆の場合も多々あります。

特に受験前で焦っている中3生。

応用問題が解ければ得点が上がる!と、自分の現状の力よりも難しい問題に取り組み、結果全然解けずに自信喪失状態になるし、時間はものすごくかかるし…そして基礎をおろそかにしている分、得点は上がるどころか下がってしまう…とんでもない負のスパイラルに陥ってしまいます。

これは「重すぎるダンベル」によって体が故障してしまうのと同じ。

大切なのは「ちょうどいい重さのダンベル」です。

それを適切に見極めるには、中学生なら自己分析をしっかりすること。
ただやみくもに問題集に当たるのではなく、何を強化したいからその問題を解くのか明確にすること。

自分で考えてわからないときには、私たちがいます。
短い冬休みですが、効率よく学習を進めていきましょうね!!




CHECK!!


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