みなさん、こんにちは。安積本校の大槻です。

 

思いもよらなかった学校臨時休校があり、先日、我が子の通知表を取りに小学校へ行きました。その前日に小学校から届いた先生の異動メールによって、娘も息子も担任の先生が今の小学校にいらっしゃらなくなることを知り、そのご挨拶も兼ねて……。

 

娘の先生はトータル3年間、息子の先生は2年間、担任の先生として大変お世話になりました。私自身も学習塾で「先生」を長年やっているものの、自分の子どもとなるとうまくいかないこともたくさんありますし、悩むこともたくさんあります。そんなとき、先生方とお話して、娘の学校の様子を聞いて安心したり、息子の成長を感じて嬉しくなったり、ひょっとしたら私は子どもたち以上に支えてもらったのかもしれません。

 

「本当にありがとうございました」

その言葉を言うと同時に涙があふれ、子どもを差し置いて母が泣いてしまう…という状況でした娘はそんな母を見て、我慢していたものがあふれたのでしょうね。娘も泣いていました。

 

お別れをこれほどに悲しく感じる、そんな先生に出会えた我が子は本当に幸せです4月から新しい一年が始まりますが、先生方から教えてもらったことを生かして頑張ってほしいと思います。

 

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逆にこの2週間は、うれしい再会もたくさんありました。

安積本校の前に勤めていた校舎の生徒が会いに来てくれたのです。少し遠いところから自転車で来てくれた男の子たち、長い間お預かりしていた女の子たち、わざわざお手紙を書いてきてくれた女の子、……みんなこの春から高校生になりますが、お別れした1年前に比べて、それぞれに成長していました

 

受験という経験を経て、自分が今までに出会ったことのない壁にぶち当たったこと、思ったように結果が出ず苦しんだこと、だけど逃げずに立ち向かえたこと……。また、高校進学後はこんなふうになりたい、そんな未来を笑顔で話してくれて、本当に嬉しかったです。

 

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先生を見送る側、そして先生として見送られる側…どちらも経験しましたが、「別れ」はやっぱり寂しいものです。でも、一度出会った生徒さんのことは、どんなに昔の教え子だったとしてもずっと記憶に残っていますし、ふと「あの子たちは元気にしているかな」と思うこともあります。きっと高校受験よりもっと大変な壁を前に、辛い思いもしているのだろうけれど、私が願うのはただ一つ。

 

縁あって出会えた生徒さんたちが、自分の人生を精一杯生きて、幸せに暮らしていてくれること

 

ときどき、「中学校のときNSGに通ってよかったな」と思い出してもらえたら最高です。出会った生徒さんにとってそんな学習塾であることができるよう、また気持ちを新たに頑張っていこうと思います