みなさん、こんにちは。NSG安積本校の大槻です。

まさかまさかの臨時休校が3月に始まり、こんなに長い間、普通の生活ができなくなる…なんてことは誰も想像ができなかったと思います。

私の教え子にも、お医者さんになっている子、また看護師さんになっている子がいますが、その子たちもきっと今この状況の中で懸命に頑張っているのだと思います。医療従事者の方には本当に感謝の思いでいっぱいです。

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NSGは「学習塾」ですので、福島県から5月7日以降も「休業要請」が出ている状況です。学力ももちろん大切ですが、命や健康以上に大切なものはありませんから、NSGは休業要請が続いているうちは休校を続けています。

反面、一人の保護者として、不安も大いに抱えています。これほどまでに長期間、子供達が自分の力だけで学習を進めていく…というのはかなり難しいことです。一日に決まった時間、勉強する約束をし、自分ができる限りは我が子の学習に携わるようにしていましたが、どうしても学校に行っている日々に比べたら甘くなってしまいます…。

そこで、少しでも生徒さんの学習のサポートとなりますように、NSGでは「オンライン授業」をGW明けからスタートしました。私も9日土曜日に人生初のオンライン授業をしました。前日は緊張して肩こりが悪化し、帰宅後に娘に肩をもんでもらうほどでした(娘よ、ありがとう)

実際やってみると、画面越しではあるものの、生徒さんと双方向で授業ができること・生徒さんも久々の授業に楽しそうにしてくれていること…これが本当に楽しくて嬉しかったです

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タイトルにした「足るを知る」という言葉は、中国の春秋戦国時代の老子という人が言った言葉とされています。「十分満足であることを知っている人は、精神的に豊かで幸福である」ということです。

普段当たり前にしていたことができないという生活が長くなるにつれて、私の頭にはよくこの「足るを知る」が浮かんできます。

私のスマホに入っているGooglephotoというアプリが「1年前の今日」のようなお知らせをしてくれるのですが、GW期間中は天気のいい中、思いっきり遊ぶ家族の写真がたくさん出てきました。

「あーこんな楽しい連休を過ごせたはずなのにな…」
そんなマイナスな気持ちになりそうになりますが、でも、そんな楽しい日々も「生きているからできること」なんですよね。世界中を苦しめているこのウイルスにかかってしまってはこんな楽しい日々は送れない。

だから、「足るを知る」
不便はあるけれど、食べることや住むこと、着るものに困らない今の生活はそれだけで満足しなくちゃいけないのではないか…そんな気持ちにもなるのです。

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そう考えてくると、直接は会えないけれど、こうやって生徒さんの顔が見られて、声が聞けて…というこのオンライン授業に対して本当にありがたいなと思います。自分ではこんなシステム絶対に作れないですからねすごいシステムを作り出してくれたこの現代の情報技術に感謝もしたくなります(笑)

今のこの世の中に不平不満を言おうと思ったら、きっと全員がブワーっとたくさん出てくるんじゃないかと思うのですが、でも、不平不満を言うだけで何かが変わるわけではないですし、特に子どもたちは今回のこの状況を乗り越えて成長していかなくてはいけないのですから、私も一人の親として「足るを知る」を子どもたちには考えてほしいなと思っています。

NSG生のみなさん、私たちも私たちにできる最大で頑張ります。みんなもみんなのできる最大で日々大切に過ごしてください。オンライン授業が受けられない子も中にはいらっしゃると思いますが、電話でもサポートできる限りしますので、お互いにあともう少し頑張りましょう

◆◆追伸◆◆

「STAY HOME」のこの連休期間、私はマスクを手作りするところから始まって、いろいろ手芸にはまっていました。もともと手芸は好きなのですが、動画サイトにはたくさんの達人がすごく上手に作り方をアップしてくれていて、思ったより有意義で楽しい連休を過ごせました

みなさんも、空き時間が全部「スマホ」「ゲーム」にならないように、何か作ってみるのはどうでしょう?達成感があって楽しいですよ
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