皆さんこんにちは。NSG安積本校の菅井です。
マスクを着けることが日常となり、1年以上が経過しました。
ワクチンの接種も始まり「かつての日常を取り戻せるかも」と希望が見えて来たもの束の間、3都府県で緊急事態宣言が再度出されることに・・・。まだ暫くは活動に制限がかけられる日々が続きそうです。
ところで皆さんは、なぜマスクを着けているのですか?
「そんなのコロナだからに決まっているでしょ」と思う人がほとんどだと思います。
確かに新型コロナウィルスの流行によってマスクを着けることになったのですが、マスクを着ける意味を理解し、考えて着けているでしょうか?
皆さんご存知だと思いますが、マスクを着ける意味は感染を予防する意味だけでなく、それ以上に感染を広げないことが大きいです。福島県の場合、3月から4月の感染拡大はクラスターによるところは大きかったですが、市中感染が無いわけではありません。症状が出たり、自費でPCR検査を受けたりしない限り、感染しているかは分かりません。誰が感染しているかは分からないし、自分自身が感染しているかも知れないのです。
よって、「自分は感染しているかも知れない」と思って行動することが感染を拡大させない方法となります。そしてコロナウィルスを含んだ飛沫を飛ばさないようにマスクをしているのです。
私自身は出かけたり外食したりすることを否定してはいません。しっかり感染拡大防止の意識を持ち行動していれば収束に向かうと思っています。それが日本人だけでなく世界中の人に求められているから大変なのですが・・・。
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日本人は協調性が高い民族です。そして同調圧力も高い国民性です。結果、「周りがしているから」「マスクをしないと冷たい目で見られるから」といった理由でマスクを着けている人もいるかも知れません。「着けさせられている」状況ですね。気が緩んだ時にマスクを外してしゃべってしまいそうです。
このことは他のことにも当てはまるのではないでしょうか?
例えば「宿題」。
お子さん達の様子を見ていると「宿題はやらなくちゃいけないからやっている」という子がほとんどです。確かに「やらなくてはならないことをやる」ことは大切なことです。効果もある程度は見込めます。でも、宿題の意義を理解し、そのために行った場合と比べたらどうでしょう?「内容を定着させる」という宿題の意義を考えれば、間違った問題をそのままにはしないでしょうし、分からなかったら質問するなどして解決を図るはず。「意識が行動を変える」のです。そして、その行動の積み重ねが「結果」に繋がって行くのです。
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1年遅れのオリンピックイヤー。成功するためには、この感染症を抑え込まなくてはなりません。「対応の遅い国が悪い!」と言っても始まりません。誰かの所為にしたり、誰かに頼ったりする前に、私たち一人ひとり何ができるかを考え、行動することが大切なのではないでしょうか。そして、「物事を変える」ことはすべて、自分自身がしっかり考え行動することから始まるのだと私は考えます。
オリンピックが無事終わり、近い将来、笑顔で笑いあえることを望むばかりです。